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2025年版|業務用真空包装機を「高く売る・安く捨てる」完全マニュアル ─ 相場・処分費・法律まで網羅

目次
    真空包装

    業務用真空包装機は、厨房機器の中でも“売れ筋”と“産廃”の差額が大きい機種です。製造5年以内で動作良好なら10万円以上、反対に壊れたまま放置すれば処分費が数万円に膨らむことも。本記事では、最新相場と法律を押さえつつ「高く売る」「賢く捨てる」どちらも選べる最短ルートを紹介します。読後には、自社機のベストな出口戦略がクリアになり、その日のうちに行動できる状態を手に入れられます。

    売れる?捨てる?うちの真空包装機、30秒で運命ジャッジ!

    「真空包装機 買取 処分」と検索したとき、頭の中は「まだお金になるかな?」という期待と、「処分って、いくらかかるんだろう…」という不安がぐるぐるしますよね。その迷い、実はたった3つのポイントでスッキリ解決できるんです。それは「製造からの年数」「今の動作状態」「オイル交換などのメンテナンス履歴」。この3つを確認するだけで、あなたの真空包装機を売るべきか、それとも処分すべきかが一瞬で分かりますよ。

    チェックポイント高価買取のチャンス大!無料引取の可能性あり有料での処分
    製造からの年数5年以内6~9年10年以上
    今の状態絶好調!ちょっとした不具合あり故障して動かない
    オイル交換は?半年以内にしたばかり1年以上やっていない不明・一度もしていない

    さあ、お手元の機械はどのゾーンに入りましたか?もし判断に迷ったら、「製造年」と「ちゃんと動くか」の2つを優先して考えてみてください。ほとんどの場合、答えはすぐに出るはずです。

    スマホ片手に即チェック!買取対象か、3分でセルフ診断

    1. 【STEP1】まずは身元確認!銘板をパシャリ
       本体のどこかにある銀色のシール(銘板)をスマホで撮影しましょう。型番や製造年、シリアル番号まで分かるので、この写真を査定フォームに添付するだけで、業者さんとの話が驚くほどスムーズに進みます。
    2. 【STEP2】実力テスト!真空&シールの状態をチェック
       実際に動かしてみて、真空計の針がしっかり下がるか、袋のシール部分がキレイに仕上がるかを確認します。もし変な音がしたり、焦げたニオイがしたりしたら、正直にメモしておきましょう。逆に、完璧に動けば大きなアピールポイントになります!
    3. 【STEP3】健康診断の記録を!メンテナンス履歴を整理
       「いつポンプオイルを交換したか」「パッキンやヒーター線をいつ取り替えたか」など、覚えている範囲でOKなので書き出してみましょう。最近メンテナンスしたばかりなら、査定額アップも夢じゃありません。

    この3ステップ、たった10分で終わります。このひと手間で、見積もり依頼から回答までの時間がグッと短縮されますよ。

    いくらで売れる?人気メーカー別・最新の買取相場を大公開!

    ここでは、2025年8月現在のリアルな買取相場の目安をまとめました。コンパクトな卓上型と、パワフルな据置型では価格が大きく違います。もちろん、大きい方が高く売れますが、その分、お店から運び出す費用もかかることを覚えておきましょう。

    人気メーカーピカピカの1〜3年落ちまだまだ現役の4〜5年落ち頑張ってくれた6年以上
    卓上型据置型卓上型据置型卓上型据置型
    TOSEI8万〜15万円15万〜25万円4万〜8万円8万〜15万円0〜3万円0〜5万円
    ホシザキ7万〜13万円12万〜22万円3万5千〜7万円7万〜13万円0〜2万5千円0〜4万5千円
    古川製作所5万〜10万円10万〜18万円2万5千〜5万円5万〜10万円0〜2万円0〜4万円

    もしお使いの機械が3年以内で、大切に使ってきたなら、表の右側の金額に近づきます。逆に10年以上経っていたり、動かなかったりする場合は、処分費用がかかることを見込んでおいた方が安心です。

    愛情ひと手間がカギ!査定額をグッと上げる7つの裏ワザ

    1. 見た目は大事! 油汚れや食材カスをきれいに拭き取り、ステンレスクリーナーでピカピカに磨き上げましょう。
    2. 中身も元気に! もし可能なら、ポンプオイルを新しいものに交換してから査定に出すと、評価がグンと上がります。
    3. 付属品は宝物! 取扱説明書や、交換用のヒーター線、テフロンテープなど、買った時に付いてきたものは全部揃えましょう。
    4. 第一印象を良く! 型番や注意書きのシールがハッキリ読めるように拭いておくと、写真写りも良くなります。
    5. まとめ売りで交渉力アップ! もし他にも手放す厨房機器があれば、「これも一緒に買うなら…」と交渉しやすくなります。
    6. タイミングを見計らう! 飲食店などの入れ替えが激しい年度末(3月)や半期末(9月)は避けましょう。少し時期をずらすだけで、高く売れることがあります。
    7. 動画でアピール! 実際に動いている様子を動画で送れば、業者さんも状態を把握しやすく、スムーズに話が進みます。

    この7つを実践するだけで、見積額が1~2割もアップすることがあります。特にポンプオイルの交換は、少ない手間で効果が大きいので本当におすすめですよ。

    値段がつかなくても諦めないで!賢い処分方法4選

    1. 【安心・確実ルート】産業廃棄物処理業者さんにお願いする
       法律を守ってキッチリ処分してくれ、マニフェストという証明書も必ず発行してくれます。費用は1万円~2万5千円ほどが目安です。
    2. 【節約・DIYルート】専門業者とリサイクル業者を使い分ける
       まず専門業者にポンプオイルだけを抜き取ってもらい(廃油処理)、オイルのなくなった本体を金属スクラップとしてリサイクル業者に売る方法。手間はかかりますが、トータルの費用を一番安くできる可能性も。
    3. 【お急ぎ・丸投げルート】許可を持つ不用品回収業者さんに頼む
       「とにかく急いで店舗を空にしたい!」という時に便利。他の不用品とまとめて全部持っていってくれます。ただし、「産業廃棄物収集運搬業」の許可番号は必ず確認してくださいね。
    4. 【メーカーに相談ルート】メーカー自身のリユース窓口を利用する
       TOSEIやホシザキといった大手メーカーは、自社で引き取って整備し、再販するルートを持っています。費用が安く済む場合がありますが、引き取りに来てくれるまで少し時間がかかることも。

    実際いくらかかる?リアルな処分費用の内訳、見せちゃいます!

    何にかかる費用?(卓上型31kgの場合)だいたいの金額
    お店からの搬出作業費(スタッフ1名)5,000円
    ポンプオイルの処理費用(廃油処理)2,000円
    本体の処分費用(金属リサイクル料)8,000円
    証明書(マニフェスト)の発行手数料1,500円
    合計16,500円

    【賢い節約テクニック】もし他にも処分する厨房機器があるなら、絶対に「まとめ出し」がおトク!同じトラックで一度に運べば、運搬費をみんなでシェアできて、1台あたりの負担が5,000円以上も安くなることがありますよ。

    知らないと怖い!罰金も…?真空包装機処分の法律マメ知識

    お店で使っていた業務用真空包装機は、家庭の家電とは全くの別物。「事業系産業廃棄物」という扱いです。つまり、市の粗大ごみなどで捨てることは絶対にできません! もしルールを破って不法投棄とみなされると、法律違反で重い罰則(最大5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)が科せられることもあるんです。

    業者さんに処分をお願いするときは、「マニフェスト」という「きちんと処分しましたよ」という証明書を発行してもらい、それを5年間保管する義務があることも、絶対に忘れないでくださいね。担当者が変わっても分かるように、紙とデータの両方で残しておくと完璧です。

    ちょっと待った!「捨てる」以外の選択肢、補助金もチェック

    もしお使いの真空包装機がリース品なら、処分ではなくリース会社に「返却」するのが基本です。契約書に返却時のルールが書かれているはずなので、一度確認してみましょう。そして、返却と同時に新しい機械に入れ替えるなら、大チャンス!省エネ性能が高いモデルを選ぶと、国や自治体の補助金が使えるかもしれません。

    中小企業向けの設備投資補助金や省エネ補助金は、真空包装機も対象になることがよくあります。新しい機械を買う前に、どんな補助金があるかチェックするだけで、何十万円もおトクになる可能性がありますよ。

    トラブル回避!信頼できる業者さんを見抜く7つのチェックリスト

    1. 「産業廃棄物収集運搬業許可 第〇〇号」という許可番号を、サイトなどで公開しているか?
    2. 買取もしてくれるなら、「古物商許可」もちゃんと持っているか?
    3. 見積書に、搬出費や処分費、書類代などが分かりやすく明記されているか?
    4. 真空包装機ならではの「ポンプオイルの処理費用」が見積もりに含まれているか?
    5. 「マニフェストは必ず発行します」とハッキリ約束してくれるか?
    6. キャンセルする場合のルールや、当日に追加料金が発生する条件が、事前にきちんと説明されているか?
    7. Googleマップの口コミなどで、悪い評判が目立っていないか?

    この7つを事前にチェックしておけば、「話が違う!」なんて当日のトラブルをしっかり防げます。

    処分費が利益に!?セントラルキッチンのリアルな成功事例

    百聞は一見に如かず。実際にセントラルキッチンの規模を縮小した事業者さんの、リアルな成功例をご紹介します。

    • 手放した機械:TOSEIの「TOSPACK HVP-382N」(2021年製)
    • 状態:とってもキレイ!オイル交換の記録もバッチリ。
    • やったこと:専門買取店、不用品回収業者、産廃業者の3社から見積もりを取得!
    どんな業者さん?見積もりの結果は?かかる日数もらえた書類
    専門買取A社12万円のプラス!4日後買取契約書
    回収B社8千円の支払い…すぐ来てくれるマニフェスト
    産廃C社1万8千円の支払い…3日後マニフェスト・処分証明

    結果、迷わず専門買取A社を選択。他の小さな厨房機器もまとめて売ることで、合計18万円を手にすることができました。処分費用がかかるどころか、大きな利益が出た素晴らしい例ですね。

    もう慌てない!退去日から逆算する「やることリスト」

    退去日まであと…今日のタスク
    30〜21日前お店を閉める日を決定!食材や包装フィルムの在庫整理をスタート。
    20〜15日前機械の写真を撮り、メンテ履歴をまとめて、3社くらいに相見積もりを依頼。
    14〜10日前見積もりをじっくり比較。ここに決めた!と業者さんと契約。
    9〜7日前感謝を込めてお掃除。オイル交換をしたり、付属品を探したり。
    6〜3日前搬出ルートを確保!通路や階段の邪魔なものを片付けて、床や壁を養生。
    前日最後の動作チェック。終わったら電源をオフにして、オイルが落ち着くのを待つ。
    当日作業に立ち会い。マニフェストや契約書をその場でしっかり受け取る!
    翌日以降もらった書類を専用ファイルへ。経費の処理も忘れずに。

    こうして逆算して動けば、当日バタバタすることも、余計な費用がかかることもありません。特に「前日の電源オフ」、意外と忘れがちなので、カレンダーに書いておきましょう!

    これってどうなの?よくあるギモンをスッキリ解消!

    オイルが漏れちゃってるんだけど、買い取ってもらえる?

    A. 少しのオイル漏れなら、修理できることが多いので、減額にはなりますが買い取ってもらえる可能性は十分にありますよ。ただ、ポンプが完全に壊れていたり、大量に漏れていたりすると、残念ながら処分扱いになることがほとんどです。まずは正直に、写真を見せて相談してみましょう。
    しまった!マニフェストをなくしちゃった…

    A. ご安心ください。処分をお願いした業者さんには、控えを保管する義務があります。すぐに連絡して再発行をお願いしましょう。法律で5年間は保管しないといけない書類なので、今後はもらったらすぐにPDF化して、データでも保存しておくと安心ですね。
    知り合いのスクラップ屋さんに直接持っていってもいい?

    A. それは注意が必要です!真空包装機の中にはポンプオイルなどの「廃油」が入っています。これをきちんと処理せずにスクラップに出すと、法律違反になる可能性があります。オイルを適切に抜き取って、その証明書を出してくれる業者さんかどうか、必ず確認してください。

    まとめ:今日からできる!損をしないための3つのアクション

    1. まずは厨房へGO!機械の銘板とメンテナンス記録を確認して、売れる見込みがあるか判断する。
    2. 許可を持つ専門業者さんを3社ピックアップ!相見積もりで、金額だけでなく書類対応の安心感も比べる。
    3. 作業が終わったら、「マニフェスト」や証明書を必ず受け取る。そして専用ファイルを作って5年間大切に保管!

    真空包装機は、正しい知識を持って手放せば、思わぬ臨時収入になることも、処分費用をグッと抑えることも可能です。この記事を読んだ今がチャンス。さっそく診断ステップを試して、無料の見積もり依頼から始めてみてください。その少しの準備が、数万円の差を生み、あなたの時間と心の余裕を作ってくれますよ。