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業務用ゆで麺機を高値で売る・正しく処分する完全ガイド【買取相場&手順】

目次
    ゆで麺機

    「そろそろゆで麺機の調子が悪くなってきたけれど、入れ替えにかかる処分費が心配」「まだ使える旧型モデル、捨てるくらいなら少しでも高く売りたい

    日々、厨房で戦う飲食店オーナー様にとって、こうした悩みは尽きないものですよね。特に2025年現在、インバウンド需要の急回復でお客様の足は戻りつつありますが、原材料費の高騰も頭痛の種。経費は少しでも抑えたいのが本音でしょう。

    実は今、中古厨房機器市場には大きな変化が起きています。全体の流通額は7,000億円を超えて過去最高を記録するなど活況を呈していますが、その一方で、足元の「スクラップ相場」には異変が生じています。具体的には、円高やニッケル価格の影響でステンレスの買取相場が下落傾向にあるのです。

    「えっ、じゃあ今は売り時じゃないの?」と思われた方、ご安心ください。市場の動きを正しく理解し、適切なルートを選べば、まだ十分に高値での売却は可能です。

    この記事では、2025年の最新動向を踏まえ、業務用ゆで麺機を「高く・早く・そしてトラブルなく」手放すための完全ロードマップを解説します。長年連れ添った愛機を、納得のいく形で送り出すための手引きとしてご活用ください。

    ゆで麺機を手放す際、なんとなく「近くの業者」に電話していませんか? 実は、処分ルートには大きく分けて以下の3つの選択肢があり、どれを選ぶかで手元に残るお金(あるいは出ていくお金)が数万円単位で変わってきます。

    1. 専門買取業者:再販を目的に買い取るプロ集団
    2. リサイクル業者(スクラップ):金属資源として買い取る業者
    3. 産業廃棄物処理業者:法律に基づき有料で処分・廃棄するルート

    【重要】業務用機器は「粗大ごみ」ではありません
    よくある勘違いですが、業務用のゆで麺機は「産業廃棄物」に該当するため、家庭用の自治体粗大ごみとして捨てることはできません。万が一回収場所に放置すると不法投棄となります。売却できない場合は、許可を持つ産廃業者にお金を払って引き取ってもらう必要があります。

    2025年の大きな特徴として、「再販できるものは非常に高く売れるが、廃棄すると処分費が高騰している」という点が挙げられます。

    テンポスバスターズのような大手チェーンをはじめ、専門買取業者は現在、在庫確保のために全国規模で査定を強化しています。一方で、人件費や運搬費の高騰により、産廃として捨てる場合の費用は年々上がっています。つまり、「意地でも売却(または0円引き取り)を目指す」のが正解です。

    では、あなたのゆで麺機はどのルートが最適なのでしょうか? 以下の比較表を見てみましょう。

    ルート目安金額
    (2槽式・2019年製の場合)
    対応スピードこんな方におすすめ
    専門買取業者受取:25,000〜40,000円最短24時間製造から5年以内の動作品。
    とにかく高く売りたい方。
    リサイクル業者受取:10,000〜18,000円3〜5日年式が古い、故障している。
    金属としての価値で売りたい方。
    産業廃棄物業者支払:20,000〜35,000円即日〜1週間他で断られた最終手段。
    マニフェストが必要な場合。

    ※価格は2025年4月時点の市場調査に基づく目安です。「支払」は収集運搬費込みの処分概算費用です。

    押さえておきたい2025年の価格トレンド

    査定に出す前に、プロが注目している「相場の空気感」を共有しておきましょう。

    • ステンレス相場の下落:ニッケル系SUS304スクラップの単価が、キロあたり180円から170円へと続落しています。たった10円の差に見えますが、重量のあるゆで麺機では数百円〜千円の差が出ますし、業者の「買取意欲」に心理的なブレーキをかけます。
    • オークション相場の上昇:一方で、ネットオークションでの「中古ゆで麺機」の平均落札額は昨対比で8%上昇しています。つまり、「製品として使える状態」であれば、今まで以上に高く売れるチャンスなのです。
    • 処分費の高騰:ドライバー不足による物流コスト増で、産廃業者に依頼した場合の「収集運搬費」が上昇傾向にあります。「捨てる」選択肢はコスト面で最も不利になっています。

    査定額アップの裏技!高値を引き出す「七つの査定ポイント」

    「どうせ売るなら1円でも高く」。それは誰しも同じ気持ちです。しかし、業者の査定員が見ているポイントを知らないばかりに、損をしているケースが後を絶ちません。ここでは、プラス査定を引き出すための具体的なポイントを7つ伝授します。

    1. 製造年(年式の壁) 中古市場では「5年落ち」が一つのボーダーラインですが、2021年以降のモデルは現在プレミアム査定が期待できます。特に温度管理が正確な電子制御モデルは、人手不足の現場で重宝されるため、通常より10〜15%アップが狙えます。

    2. メーカーブランド力 「大和製作所」「マルゼン」「ハクラ精機」などの国内有名メーカー製は、故障時の部品供給が安定しているため、再販しやすく評価が高いです。マイナーメーカーでも、代理店がしっかりしていればプラス評価になります。

    3. 熱源(ガスか、電気か) 意外かもしれませんが、今は電気式の方が査定が高くなる傾向にあります(ガス式より+5%程度)。理由は設置場所を選ばない自由度の高さと、海外輸出の需要があるためです。

    4. 槽数(サイズ感) 一般的なのは2槽式ですが、3槽式以上は市場に出回る数が少なく希少です。もし大型機種をお持ちなら、必ず「3槽以上であること」を強調してください。探している買い手がすでに見つかっている場合、即決高値が出ることがあります。

    5. 付属品の完備率(カゴは宝!) ここが盲点です。ゆで麺機の「テボ(カゴ)」や「仕切り板」などの純正付属品は、新品で買うと意外と高額です。これらが揃っているだけで、カゴ1個につき3,000〜5,000円の査定アップになることも。倉庫の奥に眠っていませんか?

    6. メンテナンス履歴の証明 「大事に使っていた」という言葉より、1枚の紙が信用を作ります。バーナー交換やパッキン交換などの修理履歴、領収書があれば画像を提出しましょう。「整備済み」として再販できるため、業者のリスクが減り、その分を買取額に還元してもらえます。

    7. 清掃状態(白濁を落とす!) 写真査定で最も損をするのが「見た目の汚れ」です。特にゆで麺機特有の「白いカルキ汚れ(スケール)」は、古臭さを強調してしまいます。査定前にクエン酸洗浄で白濁を落としておくだけで、写真写りが劇的に良くなり、査定額が7〜10%アップすることも珍しくありません。

    トラブル回避!撤去当日をスムーズにする「十項目チェック」

    いざ売却が決まっても、搬出当日に「配管が外れない!」「ドアを通らない!」といったトラブルが起きると、追加料金を請求されたり、最悪の場合はキャンセルになったりします。プロが現場で行っている確認リストを公開しますので、前日までに必ずチェックしてください。

    【前日までに完了させること】

    1. ガス元栓の確認:位置を特定し、確実に閉まるか確認。可能なら封印シールを。
    2. 水抜き:止水栓を閉じ、前夜のうちに完全に排水を。水が残っていると搬出時に床を汚します。
    3. 空焚き乾燥:内部の湿気を飛ばしておくと、搬送中のサビやカビを防げます。
    4. 外装の油汚れ除去:搬出スタッフが掴みやすいよう、表面のヌメリを中性洗剤で落としましょう。
    5. パーツの梱包:フィルターや蓋などは外れやすいため、養生テープなどで固定するか別梱包に。

    【情報として整理しておくこと】

    1. 銘板撮影:型番やスペックが書かれたプレート(銘板)は必ずスマホで撮影。
    2. 配管サイズの測定:ジョイント径を測っておくと、次の工事がスムーズです。
    3. 搬出ルートの計測:厨房から出口までの幅、段差、エレベーターの間口を図面化、またはメモに。
    4. トラックの駐車位置:店の前の道路幅は? 近隣に迷惑がかからない停車位置は?
    5. スケジューリング:新しい機器の搬入や営業再開日から逆算して、余裕のある日時設定を。

    安売り厳禁!業者比較は「三社以上」が鉄則の理由

    「忙しいから」といって、最初に見つけた1社だけで即決していませんか? 大手買取店の社内統計によると、1社だけの査定で売却した人は、相場より平均12〜18%も安く手放しているというデータがあります。

    中古市場には「定価」がありません。その時の業者の在庫状況や、抱えているバックオーダー(「これ探して」という顧客の依頼)によって、提示額は大きく変動します。

    最低でも「現地に来てくれる業者1社 + オンライン査定2社」の合計3社から見積もりを取りましょう。他社の価格を提示することで、「もう少し頑張れませんか?」という交渉の強力なカードになります。

    以下に、コピー&ペーストして使える査定依頼用のテンプレートを用意しました。これを各社の問い合わせフォームに送るだけで、スムーズに比較検討が始められます。

    【査定依頼用テンプレート】

    件名:ゆで麺機買取査定依頼(店舗名:〇〇)
    
    ご担当者様
    お世話になります。以下の厨房機器の売却(または処分)を検討しております。
    概算の査定額をご教示いただけますでしょうか。
    
    【機器情報】
    ・メーカー/型番:●●(例:マルゼン MGU-066G)
    ・製造年:2022年製
    ・熱源:ガス(都市ガス13A)
    ・付属品:純正カゴ3個、取扱説明書あり
    ・状態:現在稼働中。毎日清掃しており美品です。
    
    【希望条件】
    ・撤去希望日:2026年1月15日 午前中希望
    ・設置環境:1階路面店、段差なし、搬出口幅900mm
    ・写真URL:xxx(Googleフォト等のリンクがあれば)
    ・その他要件:廃棄証明(電子マニフェスト)の発行希望
    
    以上、よろしくお願いいたします。
    

    面倒な法律の話ですが、あなたのお店を守るために非常に重要です。

    産業廃棄物の処理に関するルールは年々厳しくなっており、2027年4月からは処分業者による「電子マニフェスト(電子報告)」が全面義務化される予定です。2024年度時点ですでに普及率は6割を超えています。

    もし、紙の伝票(マニフェスト)だけで済ませようとする業者に依頼した場合、将来的にデータの移行などで追加の手間や費用が発生するリスクがあります。今のうちに「電子マニフェスト対応」の業者を選んでおくと安心です。

    また、ガスの配管工事についても注意が必要です。2025年3月の法改正で一部の小規模設備(0.15㎥以下)に関する規制緩和がありましたが、業務用のゆで麺機は通常この容量を超えます。したがって、配管の取り外しには「有資格者」による作業が必須であることに変わりありません。

    業者選びの「コンプライアンス」チェックリスト

    • 許可証の確認:収集運搬業・処分業の許可番号がホームページや見積書に記載されていますか?
    • 電子マニフェスト:「JWNET(日本産業廃棄物処理振興センター)」の加入者番号を提示できますか?
    • 有資格者の在籍:ガス設備工事(第二種販売主任者など)の資格を持つスタッフが撤去に来ますか?
    • 契約書の交付:古物営業許可番号が記載された正規の買取契約書を交わしてくれますか?

    新機種導入のチャンス?補助金とSDGsで費用を圧縮

    古い機種を処分して新しい省エネ機種に入れ替える場合、国や自治体の補助金を使わない手はありません。

    東京都をはじめとする各自治体は、脱炭素社会に向けて「省エネ厨房機器への入れ替え」を強力にバックアップしています。例えば、中小企業を対象とした2025年度の国の補助金は、最大で費用の半分を補助してくれるという太っ腹な内容です。

    実際、定価120万円の高効率型ゆで麺機(2槽式)を導入する際、国と都の補助金をうまく組み合わせることで、実質負担額を60〜70万円まで圧縮できたという事例も出ています。

    主な補助事業名補助率上限額対象となる経費
    省エネ投資促進補助金(国)1/2以内15億円設備費・工事費など
    中小企業省力化投資補助金1/2〜2/31,500万円〜機器代金(据付費含む)
    都内ゼロエミ関連補助(東京都)1/3〜機器ごとに設定エネルギー高効率設備への更新

    ※補助金の名称や条件は年度や自治体によって異なります。必ず最新の公募要領をご確認ください。

    成功事例から学ぶ!賢いスケジュール設計

    実際にゆで麺機を処分・売却された店舗様の事例をご紹介します。成功の鍵は「タイミング」と「業者選び」でした。

    事例1:東京・ラーメン店Aさんの場合(高価買取)

    【状況】 2018年製の2槽ガス式ゆで麺機。新店舗移転に伴い売却。
    【結果】 26,000円で売却成功!(写真査定平均より約6,600円アップ)
    【勝因】 写真査定だけでは3社平均19,400円でした。しかし、現地査定に来た業者が「搬出と同時に、新しい厨房レイアウトへの変更作業もできますよ」と提案。工事費込みのトータルメリットで依頼を決め、結果的に買取額も色をつけてもらえました。休業時間もわずか半日で済み、大満足の結果に。

    事例2:大阪・つけ麺専門店Bさんの場合(スクラップ処分)

    【状況】 2015年製。故障しており修理不可の判断。
    【結果】 10,000円で売却。(産廃処分ならマイナス25,000円だった)
    【勝因】 完全に壊れていたため、最初は産業廃棄物業者に見積もりを取りましたが、「処分費・運搬費込みで25,000円」と言われました。そこで「ステンレスとしての価値」に注目し、スクラップ対応のリサイクル業者へ打診。故障品でも金属価値として10,000円の値がつき、実質35,000円分の得(払うはずのお金が浮き、現金が入った)になりました。

    よくある質問を2025年版にアップデート

    Q. 完全に壊れて動かない機械でも売れますか?

    A. はい、売れる可能性が高いです。ゆで麺機には銅管やステンレス(SUS材)が多く使われているため、「製品」としては0円でも、「金属資源」として数千円〜1万円程度で買い取ってもらえるケースがあります。産廃として有料処分する前に、必ずスクラップ業者へ相談しましょう。


    Q. 自治体の粗大ごみ回収で捨てられますか?

    A. いいえ、捨てられません。飲食店から出る厨房機器は「産業廃棄物」扱いとなるため、家庭用の粗大ごみとしては回収不可です。必ず許可を持った産業廃棄物処理業者に依頼するか、買取業者に引き取ってもらってください。


    Q. 2025年の法改正で、ガス撤去の資格要件は変わりましたか?

    A. ゆで麺機に関しては、実質的に変わっていません。改正で0.15㎥以下の小規模設備は一部除外されましたが、多くの業務用ゆで麺機はこの基準を超えるガス容量を持っています。したがって、これまで通り有資格者による安全な取り外し工事が必要です。


    Q. 補助金を使って購入する場合、リース契約はできますか?

    A. 注意が必要です。多くの補助金は「購入」を対象としており、所有権がリース会社にある「リース契約」は対象外になることが多いです。ただし、近年はリース会社が申請をサポートする特別なスキームもありますので、契約前に必ず補助金の公募要領を確認してください。

    まとめ:今すぐ始める最初の一歩

    2025年は、中古機器への需要が高まる一方で、素材(スクラップ)価格が下落するという、「売り時の見極め」が非常に難しい年になっています。

    「いつかやろう」と先延ばしにしていると、スクラップ相場がさらに下がったり、決算前の高価買取キャンペーンが終わってしまったりするかもしれません。最悪の場合、売れずに高額な産廃処分料を払うことにもなりかねません。

    まずやるべきことはシンプルです。「三社見積もり」と「最新相場のチェック」。これだけで、不当に安く買い叩かれるリスクや、無駄な処分費を払うリスクは回避できます。さらに省エネ補助金をうまく活用すれば、驚くほど低コストでピカピカの新品に入れ替えることも夢ではありません。

    この記事を読み終えた今が、まさに動くタイミングです。まずは厨房に行き、ゆで麺機の銘板と全体写真をスマホで撮影してみませんか? そして、先ほどのテンプレートを使って見積もり依頼メールを送信してみてください。

    あなたの愛機が適正に評価され、新しい設備とともに、お店の繁盛につながることを心より応援しています。